明治からの精神を未来につなぐ。「益世報效」(えきせいほうこう)。貫き通す 「運・鈍・根」。 一代、恩に報いて深く考え、社会のために力を尽くす。 この言葉を社是に掲げ、名著と呼ばれる多くの書籍を刊行し、明治150年の2018年の今もその志のもと、未来を創る書籍を社会に送り出しています。
冨山房インターナショナルのあゆみ~
冨山房は、明治19年(1886年)、高知県宿毛市出身の坂本嘉治馬によって、東京神保町に創立されしました。平成5年(1993年)に設立された弊社では、新刊を出版する任と共に、創業者の精神と社会的使命を受け継ぐべく、戦前戦後に刊行された冨山房書籍のうち、皆様のご要望の多い本の復刻、新版の刊行を富山房企畫と共に行っております。
明治からの精神を引き継ぎ、132年を皆様とのご縁を大事にして歩いてきました。
今年は、明治150年のメモリアルイヤーです。
明治創業の出版社として、
明治を振り返り、未来に繋げていく様々な取り組みをしています。
図書館総合展2018では、
子どもを健やかに育む児童書、
防災・減災への取り組みを協働出来る書籍、
日本を各分野からひも解き、その脈々とした伝承を途切れさせない研究者たちの魂のような書籍、
谷川健一全集、名著復刻本をおすすめ本として、お持ちしました。
ブース内にて、「ミニ絵本美術館」と称し、挿絵や装丁を展示しています。
また、弊社社長坂本喜杏が、
今年9月フィラデルフィアのペンシルバニア大、ビラノバ大からお招きがあり、現地にて講演をしました。
そちらで出逢った、100年前の書籍が導いたご縁のことも展示しています。
この100年前の書籍の縁は、現代の弊社刊行書籍に繋がっています。
防災・減災へを一緒にしましょう!
防災・減災カレンダーは、
その月ごとに皆様で会話 をし、理解を深めて、備えにご活用ください。地震、津波、 台風、豪雨、噴火、その時々の備え、過去の災害を一年の暮らし の中でイメージしてほしいという思いが詰まっています。「地球を知 り」、「災害の仕組みを学び」、「災害のイメージを共有し」 「地域の皆さんと共に被害軽減や強靭化を進める」、地球と 生きる私たちには、「心の防災・減災」は不可欠です
さて、質問です。
「この蛙はどんな人が描いたと思いますか?」
ブースにて、秘密の答えを掲示しています。
明治26(1893)年生まれの蛙、
この誕生秘話には、当時の学問への情熱を感じていただけることでしょう!
今回わたくしどもは、明治150年を讃えて、
ブース内にて、坪内逍遥の歴史的な國語讀本のレプリカや
「新日本」顧問会議記念の錚々たるメンバーの記念写真や
社長坂本喜杏の海外講演での不思議なご縁が詰まった写真を
掲載しています。是非、お立ち寄りください!
この「新日本」は、明治44年から大正6年に冨山房より発行された日本で最初の総合雑誌です。
大隈重信氏が主宰し、渋沢栄一氏、坪内逍遥氏、加藤弘之氏などが顧問となり、
当時の学会をリードする人々が執筆しました。
この記念写真には、日本の歴史を彩った方々が並んでいます。
わたくしどもの書籍が皆様の未来を輝かせる出会い一冊となりますように願っています。