地域の出版文化を支えていくには
近年、新古書店の台頭やオンライン書店の普及により、「まちの小さな本屋さん」の廃業が各地で相次ぎ、大手書店が撤退するというケースも出ている。
一方で、「街の本屋」となのる大手コンビニエンスストアが出現している。出版業界からは、図書館は「無料貸本屋」との根強い批判もある。タブレットやスマートフォン、さらに電子書籍の登場により、コンテンツの数や利用者の動向など本を取り巻く環境の転換点が来ている。
「その地域らしさ」というキーワードにこだわり、地域の情報集積のハブである「図書館」、地域の出版文化を支えてきた神奈川の老舗書店、そして出版業界。 今、目の前にある相互の課題を正面からとらえることが必要である。
この地域で出版文化を育て、必要としている人へ本をどう届けるのか。この神奈川を舞台に「地域の出版文化」を考える機会としたい。
●本フォーラムの動画記録はこちらから