2016年4月の障害者差別解消法施行を前に、印刷物での読書が困難な視覚障害等のプリント・ディスアビリティのある学生の支援が喫緊の課題となっています。本フォーラムでは、これらの利用者への資料複製データ提供サービスについて大学図書館での先進的な取り組みを紹介し、作成データの共有のありかたを考えます。
◆プログラム
○イントロダクション「大学図書館におけるプリント・ディスアビリティのある利用者の支援」:
松原洋子(コーディネーター、立命館大学IRIS代表)
…障害者権利条約と障害者差別解消法のもとでの大学図書館の新しい役割について概観します。
○報告1「プリント・ディスアビリティのある利用者のための資料電子化サービス」:
栗田とも子(北海道大学附属図書館利用支援課)・小林泰名(北海道大学附属図書館管理課)
…北海道大学附属図書館での特別修学支援室と連携した、試行的な利用者支援サービスについて報告します。
関連サイト:北海道大学附属図書館「障がいのある方」
○報告2「立命館大学図書館におけるテキストデータ提供サービス」:
三谷恭弘(立命館大学図書館)
…立命館大学図書館でのテキストデータ作成と、Webコースツールを活用したデータ提供について報告します。
関連サイト:立命館大学図書館「障害学生の方」
○報告3「国立国会図書館の障害者サービス−− 視覚障害者等用データ送信サービスを中心に」:
安藤一博(国立国会図書館関西館協力課障害者図書館協力係)
…国立国会図書館で実施されている音声DAISYデータ等の収集と送信サービスを紹介します。
関連サイト:国立国会図書館「視覚障害者等用データ送信サービス」
◆情報保障について
○プリント・ディサビリティ(視覚障害、ディスレクシア、肢体不自由など)のある方:テキストデータまたは点字資料の提供
○聴覚障害のある方:手話通訳
以上の情報保障をご希望の方は、10月26日(月)までに次の手順でお申し込みください。
満席となりましたため、受付を終了いたしました。多数のお申込み誠にありがとうございました。
◆お申込みと問い合わせ
1.フォーラムへの参加登録を、オンラインでお願いします。
登録サイトURL https://www.prkcps.com/tosho2015/yokohama/
2.立命館大学IRISの「お問い合わせフォーム」にて、ご希望の情報保障の種類をお知らせください。
お問い合わせURL http://r-iris.jp/foam.html