毎年約7万5千タイトルもの書籍が出版されています。図書館や書店の利用、ガイドやリコメンド等、様々な方法で情報を得、探し、時にはステキな偶然の出会いを楽しんでいます。しかしながら、何かを介すー例えば、点訳・音訳ーを介してとなるとどうでしょうか。市販されるものはもとより、ボランティアも労力が限られているため、リクエスト全てに応えられる訳ではありません。そのような中で図書館もサービスを行うことになります。つまり、図書館側と利用者側の両方から見ると、アクセス容易性、蔵書構成、知る自由、利用者のプライバシー保護など、図書館業務において重要視される課題が先鋭化して表れる場面が障害者サービスだということが分かります。そこで本フォーラムでは、図書館やボランティアを通じた事例や実際の視覚障害者の意見を紹介し、リアルタイム投稿やアンケートができる「イマキク」というツールを通じてフロアの皆様のご意見を交えながら、議論を進めていきます。