2017年4月にオープンした、工学院大学八王子キャンパスの新2号館は、「建物全体がラーニングコモンズ」というコンセプトで、学生が快適に楽しく学習できる工夫が随所にちりばめられています。この新2号館であたらしくスタートした八王子図書館は、館内に置かれた蔵書数は3万冊と少なく、学生の学修空間を優先した非常に先進的な空間設計となっています。この八王子図書館における学修空間の実現には、拡張書架として、物流と連携した外部倉庫を導入したことが大きく影響しています。今回のフォーラムでは、工学院大学図書館長の加藤教授をお招きし、外部倉庫の活用により実現した新しい学修空間について、そして外部倉庫導入にあたっての経緯や効果、今後のビジョンについてお話いただきます。また工学院大学八王子図書館の拡張書架を担う寺田倉庫株式会社からも、その仕組みと導入のポイントをお話しいただく予定です。
多くの図書館が直面する書架の狭隘化といった課題に対する対策としても、ひとつのヒントとなるフォーラムです。