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https://www.libraryfair.jp/news/6702
図書館が市民の知の基盤として機能するためには、蓄積された情報に誰もがアクセスできるようになっていなければなりません。
アクセシビリティに関連する国際的動向としては、2017年1月にIDPFがEPUB Accessibility1.0を含むEPUB3.1を策定しました。そのIDPFは2017年2月にW3Cに統合され、電子出版とウェブ技術の融合に向けて取り組みが進んでいます。
国内の動向では、国および地方公共団体等のウェブサイト等が誰もに利用しやすいものになるように、JIS X 8341-3:2016と、その手順書である総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」が改正され、今年度末までの適合レベルAA準拠を推奨しています。その対象にはもちろん図書館のウェブサイトや、ウェブを通じて提供される電子図書館サービスも含まれます。
本フォーラムでは、このような国内外の動向を踏まえ、知の基盤としての図書館および電子図書館に関するアクセシビリティや、進むべき方向について意見を重ねていきます。併せて、進化し続ける電子図書館TRC-DLの新機能についてもご紹介する予定です。