障害者サービス、多文化サービス、児童サービス
2016年4月に開始した兵庫県・三田市立図書館における視覚障害者向け音声読み上げ機能による電子書籍貸出サービスは、現在、導入館が21館に増加し、今後もさらに増えることが予想されます。
また、電子書籍を活用した多文化サービスのトライアルも2017年に開始されようとしています。
さらに、電子絵本を活用した新しい児童サービスは子どもたちに大人気であり、また実際に電子絵本を制作するワークショップはこれからの小学校におけるプログラミング学習にもつながるものとなっているます。
一方、これまで大学図書館しか導入されていなかったディスカバリーサービスについて、公共図書館向けのディスカバリーサービスのトライアルが2017年6月から始まり、参加館は11館となり、2018年度の本格導入によって公共図書館におけるレファレンスサービスの高度化が現実のものとなってきました。
このような電子出版を活用した公共図書館における新たな利用者サービスを実際に導入した公共図書館からの事例紹介を中心に公共図書館の新たな利用者サービスについてディスカッションを行います。