日本社会の高齢化が進むなか、外部機関と連携して高齢者にサービスを提供したり、地域の高齢者と協働してサービスを提供したりするなど、公共図書館のサービスと地域の高齢者との関係には、新しい動向が見られます。
このような背景を踏まえ、平成28年度の国立国会図書館の調査研究では、図書館における高齢者サービスの先進的事例について、現地調査やインタビュー調査などの事例調査を実施しました。また、高齢者の図書館サービスへのニーズを明らかにするために、事例調査対象機関のサービス提供地域に居住する高齢者に対して、図書館の非利用者も含めてインタビュー調査を実施しました。
その報告書は、『超高齢社会と図書館~生きがいづくりから認知症支援まで~』と題して国内外の主要図書館・関係機関に配布するとともに、当館ホームページで公開しています。
このフォーラムでは、全国の公共図書館の皆様の取り組みに生かしていただくことができるよう、調査及び調査結果の概要を報告しました。
※フォーラムの資料は「国立国会図書館カレントアウェアネス・ポータル」に掲載しています。
(このサイトについて> 3.参考情報>カレントアウェアネス・ポータルに関する文献・資料>第19回図書館総合展フォーラム「利用者から学ぶ超高齢社会の図書館―平成28年度国立国会図書館調査研究より―」. 横浜, 2017.11.9.)
(1)趣旨説明
小林廉直(国立国会図書館 関西館図書館協力課 課長補佐)
(2)調査の概要
阿部健太郎(国立国会図書館 関西館図書館協力課 調査情報係係長)
(3)超高齢社会と図書館
小川敬之氏(九州保健福祉大学 保健科学部教授)
(4)調査結果の概要
溝上智恵子氏(筑波大学 図書館情報メディア研究科長、教授)
(5)図書館員と利用者の対談
舟田彰氏(川崎市立宮前図書館)
高齢利用者(2名)
ファシリテーター 呑海沙織氏(筑波大学 図書館情報メディア系教授)