2016年に総人口の27.3%を65才以上の高齢者が占め、世界No.1の超高齢社会となった日本。それに呼応するように認知症の方も増え、軽度認知障害を含めると1000万人に迫ろうとしています。国は新オレンジプランを発表し、認知症の方が暮らしている地域が主体となってサポートすることを基本にしました。品川区立図書館では認知症の方の対応に苦慮した経験から、まずは、認知症を知ることから始め、今、全10館でオレンジリングを着用してカウンター対応していますが、今後は、認知症の方やご家族、サポートされている方が望まれ、かつ図書館が提供できる価値は何なのかを模索していきたいと考えています。
本フォーラムでは、「超高齢社会と図書館」研究の第一人者である、筑波大学・呑海教授の講演会を中心に、認知症に直接関わっておられる方々と図書館員によるパネルディスカッション、本サービスのベースとなった品川区における地域と密接に連携した事業を紹介いたします。超高齢社会における、安心でやさしい図書館づくりに取り組まれている皆さまと、今後のアクションをともに考える場となればと思っています。

※図書館総合展招待券に13:00~14:30、15:30~17:00の2コマと記載されておりますが、下記の3部制となっておりますので、ご注意ください。

第1部 品川区事例発表 「図書館がプラットフォームの一つとなる地域連携の取り組み」

13:00~14:10

登壇者
横山莉美子(品川区立品川図書館 館長)
寺嶋清(品川区福祉部高齢者福祉課 課長)
松田広太(品川区立荏原図書館 館長)
天野陽子(品川区立大井図書館 館長)
安藤優子(品川区立五反田図書館 児童担当主任)

 

第2部 講演会 「超高齢社会におけるやさしい図書館づくり」

14:20~15:15

呑海沙織(筑波大学 図書館情報メディア系知的コミュニティ基盤研究センター 教授)

 

第3部 パネルディスカッション 「認知症にやさしい図書館とは」

15:30~17:00

コーディネーター
呑海沙織(筑波大学 図書館情報メディア系知的コミュニティ基盤研究センター 教授)

パネリスト
竹原敦(湘南医療大学保健医療学部リハビリテーション学科 准教授)
野間香保(品川区福祉部高齢者福祉課 保健医療・認知症対策係 係長)
井上彩(大田区立蒲田駅前図書館 医療・介護情報コーナー 担当責任者)
中村純一(品川区立八潮図書館 館長)

2017年11月09日 (木)

13:00 - 17:00

第7会場

登壇者

  • パネリストファシリテーター基調講演 : 呑海沙織 教授 筑波大学 図書館情報メディア系知的コミュニティ基盤研究センター 

申し込み・問い合せ先

webサイト

https://www.trc.co.jp/sogoten2017/forum.html