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コラーニングを促進するファブラボの可能性とアーカイブの必要性

<フォーラム概要>

図書館は、世界の「知識」を対象として、その「収集と提供」を担う存在です。

これを噛み砕けば、図書館という機関は本来、個人あるいは組織の知的活動によって生成された情報を整理し、利用者がアクセスしやすいようにインデックスを作成した上で、アクセス可能な状態で保管する役割を担っています。そうすることで、図書館は次の知的活動に欠かせないリソースとなり、社会の継続的な発展に資することとなります。

今年のコラーニングフォーラムでは、数ある知的活動の場の中でも利用者同士の交流が比較的盛んに行われているファブラボに着目し、そこで生成される情報と図書館の関係性を探ります。市民同士の交流の中で発生する情報―それは単に成果物だけではなく、相互に情報を交換し合うことによって気づきを誘発するプロセスそのものも含まれます。こうした情報を図書館としてどう「記録」「整理」「発信」すべきか(そもそもすべきかどうかも併せて)を議論する中で、社会における図書館の本質的な役割を再考します。

<講師プロフィール>

福島幸宏
京都府立図書館 企画総務部企画調整課
公文書館/図書館/歴史学
京都府立総合資料館では、近代行政文書の文化財的修理・昭和戦前期資料の公開・京都市明細図の活用・東寺百合文書の記憶遺産登録・CC BYでのweb公開を担当、Library of the Year 2014大賞を受賞。
京都府立図書館では、サービス計画の策定・システム構築・企画・調整・広報などを担当している。
http://researchmap.jp/fukusima-y/

渡辺ゆうか
FabLab Kamakura Co-Founder、代表
一般社団法人 国際STEM学習協会 代表理事 
2011年5月東アジア初のファブラボのひとつである、ファブラボ鎌倉を田中浩也氏と共同設立。現在、代表をつとめる。一般社団法人国際STEM学習協会を立ち上げ、地域と世界を結び、デジタル技術を活用した21世紀型の創造的学習環境構築に向けて、世代や領域を横断した活動を展開している。スタンフォード大学と連携し「FAB x Education」の日本ではじめての国際会議FabLearn Asia 2015を開催。著書『FABに何が可能か』(2013 / フィルムアート社) などがある。

<関連リンク集>

<過去のコラーニングフォーラムの情報>

<Vol.1> http://2013.libraryfair.jp/node/1655 
<Vol.2> https://goo.gl/frXiTn  
<Vol.3> https://goo.gl/wRkTDr  
<Vol.4> https://goo.gl/7CQ8pD  

福島幸宏氏プロフィール写真
渡辺ゆうか氏

ファイル

PDF icon colearning-forum-2017-flyer.pdf

2017年11月09日 (木)

10:30 - 12:00

展示会場内

登壇者

  • パネリスト : 福島幸宏 京都府立図書館
  • パネリスト : 渡辺ゆうか ファブラボ鎌倉 代表、慶應義塾大学 環境情報学部 非常勤講師
  • コーディネーター : Edward Masui コラーニングフォーラム・コアメンバー