第1部:講演
『整備にかけた想い・市の活性化“カレード映像”放映』 粟貴章(野々市市長)
住みよさランキングで近年上位を維持する野々市市に、まちのシンボルとなる知の拠点を整備。市民ひとりひとりが生き生きと活動できる「場」をつくることで、市民とまちがともに活性化すると信じる。
『設計……運営との親和性の観点を交えて』 益子一彦(三上建築事務所代表取締役所長)
図書館と生涯学習施設の機能を一体化し、密接不可分な施設として企図した。市長の熱い想いを受け止め、計画時から運営との協議を密にしたことで、耐震壁を活用した見える閉架書庫「ブックタワー」、活動が図書館フロアに滲み出る市民活動センターができている。地元の米林監督描き下ろしのパオも、ふるさとを体感する設備になっている。
『複合施設の運営の多様性と市民の反応』堀尾あづみ(学びの杜ののいちカレード館長)
図書館と生涯学習施設機能が複合化したことで、カレードは多様な人びとがそれぞれに集い・学ぶ施設となっている。我々は市民と協同しながら、様々な企画で人びとのくらしと知的好奇心に貢献できるよう、日々努力している。
第2部:パネルディスカッション
「まちづくりの核に複合館が有効」
パネリスト:粟貴章市長・益子一彦所長・堀尾あづみ館長
コーディネーター:野末俊比古(青山学院大学教授)