図書館総合展ゲーム部フォーラム
近年、全国の公共図書館、学校図書館にて、「ゲーム」を体験するイベントが開かれている。このイベントでは、ボードゲーム、コンピュータゲーム、TRPG等が集められ、参加者がさまざまな「ゲーム」を体験している。最初期のイベントとしては、山梨県山中湖村の山中湖情報創造館にて、ALAが主唱する図書館でゲームをする日「International Games Day」の取組があった。(山中湖情報創造館ブログ)
図書館とゲーム部では、第19回図書館総合展において、「「ゲーム」とは何か」についてブースを出展し図書館界に問いかけた。さまざまな意見を伺う中で、図書館サービスにおいてゲームをおこなう利点について以下が考えられた。
- 「ゲーム」という文化の保存・継承・発展
- 最新の技術知識や戦略性、論理性、対人スキル/ソーシャルスキルの学習・獲得
- クリエイティビティの獲得(文章、物語構成、レイアウト、絵、彩色、キャラクタデザイン、ゲーム音楽など)
- 年代、性別を超えたコミュニケーション
今回は、昨年度示した「ゲーム」を図書館サービスに組み入れている先進事例を報告し、その中での経験、利点、および課題について考えていきたい。
登壇者
高倉暁大氏(九州を拠点に公共図書館、学校図書館にてゲームイベントを主催)
オーレ・ベリー氏(山中湖情報創造館にてボードゲームイベントを主催。現在は日比谷図書文化館にてイベントを主催しつつ、(株)TRCの受託館のゲームイベントを支援)
長田由美氏(株式会社 図書館流通センター サポート事業推進室 西日本地区担当責任者。(株)TRC受託館でのゲームイベントを推進)