2004年に秋田に開学した国際教養大学。公立大学でありながら、すべて英語の少人数授業、1年間の海外留学必須、留学生との寮生活など、特色のあるカリキュラムで、グローバル人材を育成する大学として全国から注目を集めています。また卒業生は企業からも高い評価を受け、就職率100%、その多くが大手優良企業へ就職していることも注目されています。
その国際教養大学のシンボルともいえるのが、「本のコロセウム」としてデザインされた、中嶋記念図書館です。美しい秋田杉を使った傘型屋根が特徴的な建物は、村野藤吾賞、日本建築家協会賞 国際建築賞2010、グッドデザイン賞他多数の賞を受賞しています。また24時間、365日開館の眠らない図書館としても注目を集めています。
このフォーラムでは、グローバル人材の育成のための国際教養大学の取組み、グローバル人材の育成のための中嶋記念図書館の取組みをふまえつつ、今後更なるグローバル化が進む中で、大学図書館に求められる役割、大学図書館が果たすべき役割について迫ります。
国際教養大学に限らず、グローバル人材の育成が大学に求められる中、今後の大学図書館運営がどうあるべきか、そのヒントとなるフォーラムです。