これまでの読書推進とは異なる新しい方法で読書活動を支援するためのカードセット「Life with Reading-読書の秘訣カード」の、学校や図書館での活用事例とともに、国際学会での発表とその反響について報告します。
昨年度のフォーラムで発表したプロトタイプがご好評いただき、その後、完成版を有隣堂で商品化いたしました。
【「Life with Reading-読書の秘訣カード」とは】
慶應義塾大学井庭崇研究室と有隣堂との共同研究により開発されたもので、読書の体験やコツ、楽しさを容易に伝えられ、共有することが可能になる27種の言葉が収録されています。
それぞれのカードにはどのような状況のときに、どういう問題が生じやすく、どうすると解決できるのかといった秘訣と、それを表す言葉(タイトル)が記載されています。
これらは、人が個人的に培ってきた経験則や暗黙のノウハウを誰もが共有できるように言語化する手法「パターン・ランゲージ」に基づいて作られており、さまざまな場面で読書に関する発想やコミュニケーションを促す有効な手段として大きな期待が寄せられています。
「Life with Reading-読書の秘訣カード」は有隣堂の一部の店頭およびWebサイトで販売しています。 http://www.yurindo.co.jp/storeguide/62783