※満席のため、受付を締め切りました。多数のお申し込み、ありがとうございます。
「大学生の約半数に読書の習慣がない」というデータがあります。「ネットで十分」というわけです。小学生こそ朝の読書効果で読書率は上昇していますが、中学生・高校生の不読率はあいかわらず高止まりしています。一方、探究学習が注目を集めています。「図書館を使った調べる学習コンクール」には10万を超える作品が集まります。
主体的な探究学習や知的好奇心のために、いま図書館はどんなノンフィクションを組織し、子どもたち学生たちに手渡せばいいのでしょうか。今回はもっとも手軽で密度の高いノンフィクションである、新書を軸に「『新書』とYAがであう:ノンフィクションが読書と学びの扉を開く」というテーマでフォーラムを開催いたします。
パネラーとして、YA向けの新書の「作り手」の立場から、創刊40周年を迎える岩波ジュニア新書の編集長山本慎一さんをお迎えします。また、子どもと本をつなぐ「渡し手」の立場から、『読みたい心に火をつけろ!』(岩波ジュニア新書)の著者であり、埼玉県の県立高校の学校司書、木下通子さんと、『中高生からの論文入門』(講談社現代新書)の共著者清教学園中・高等学校の探究科教諭、片岡則夫さんをお迎えします。コーディネーターは『だから、新書を読みなさい』の著者でもある奥野宣之さんです。
これまでYAに向けた新書はどのように作られ、どこを目指すのでしょうか。また、子どもたちや図書館はいま、どんなノンフィクションを求めているのでしょうか。
出版と図書館と教育の可能性をともに考えるフォーラムです。