学術情報の市場において電子書籍が登場して十数年、既に海外では冊子から電子への切り替えが主流となりつつあります。また、電子への切り替え・利用が進んできたことにより、電子書籍は単に教育者や個人が周辺分野の補完に利用する資料としてだけでなく、研究をさらに促進する役割を大きく担ってきています。
本フォーラムでは、研究評価や大学ランキングに詳しい小泉周氏をお招きし、若手研究者の育成や大学の戦略的成長における電子書籍の位置づけを、評価指標もふまえて整理し、皆さんとともに考えたいと思います。さらに、書籍が冊子体から電子へと変遷したその先の未来には、どのような書籍の形があり得るのか、「機械生成書籍」や「自動翻訳」など、シュプリンガー・ネイチャーが行っている実験的取り組みをご紹介します。
大学の研究力強化や国際化を推進するため、研究コミュニティやサイクルに電子書籍がどう関わるのか、新しいテクノロジーがいかに研究をサポートしうるのか、情報ハブとして図書館がどのように大学の国際的成長に貢献できるか、活発な議論の場としたいと思います。
参加お申込みは、ウェブフォームからお願いいたします。