何を目指し、何を行おうとしているのか~弱小民間研究所の挑戦と希望とは?~
お金もない、時間もない、人手もない・・・。
それでも弱小民間研究所を立ち上げたのは、学校図書館こそが民主主義社会の礎であり、自由で責任ある個人を育てる場だという確信から・・・。
立ち上がったのは6人の有志でした。設立趣意書を作成し、規約をつくりあげていく過程で、それぞれの想いがぶつかりあいながら、研究所の構想は具体的な形を現していきました。中でも、「すでに学校図書館の研究団体はいくつかある中で、なぜ、あえて立ち上げるのか」という議論が、研究所の方向を示すことになりました。
新たな研究所を立ち上げる理由はこんなふうに考えられました。
1.研究のみによる学校図書館変革には限界がある。
2.学校図書館が学校の心臓部になるための、それを支える高い専門性を持った職員の研修の場が少ない。
3.学校は住民のものであると同時に住民が支えるものであるにも拘らず、専門職者と住民との交流と研修の場がない。
そして、研究所は、多様な分野の方々との共同研究を行いながら、微力ながら東海地区で気軽に参加できる研修を行っていくことになりました。
また、研修は、学校図書館に関心があるすべての人を対象とすることにしました。それは、学校図書館が、「情報時代におけるすべての人にとっての生涯の学習の基礎」だという認識からきています。
設立して2年目。研究所は2回の学校図書館フェスティバルを実施しました。そして、そこで専門家と住民の交流の素晴らしさを目の当たりにしています。
どんな研修を行ったのか、また、研究はどのように各自が進めているのか。研究と研修の二足の草鞋を履いた研究所の活動をコンパクトに展示します。
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