一橋大学社会科学古典資料センターと附属図書館が実施する『西洋古典資料の保存に関する拠点およびネットワーク形成事業』をご紹介します。
一橋大学社会科学古典資料センターは、1978年に附属図書館から独立した、西洋古典資料のみを所蔵する全国でもユニークな専門図書館です。センター内に設置された貴重書保存修復工房は、世界的に資料保存問題が深刻化している中で高い評価をいただき、国内のみならず海外の図書館などからも多くの見学者が訪れています。
そのノウハウを活かして、長年にわたり全国の大学図書館等の職員を対象に古典資料講習会や保存講習会を実施してきました。しかしこれらはいずれも3日間の短期研修であるため、専門的な知識と技術とともにマネジメントを学ぶためには、もっと長期の研修が必要でした。
そこで『西洋古典資料の保存に関する拠点およびネットワーク形成事業(H28〜30年度)』では、1〜3か月の長期実務研修を実施しています。この2年間に北海道から九州までの全国の大学図書館、国立国会図書館から6名の職員が実務研修に来てくださいました。
今回のポスターでは、本事業と実務研修生の皆さんをご紹介するとともに、西洋古典資料の保存に関して多くの方々に関心を持っていただきネットワーク形成に繋げることを目指しています。
ポスター掲示場所では、本事業の詳しいパンフレットや保存と修復のための簡単な解説書「本を残す 本を伝える」も配布していますので、どうぞお立ち寄りください。
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