図書館情報学の「情報組織化」は、膨大な情報資源と人とを結びつける成熟した技法です。いま、情報過多の時代にあって、大学という組織内でも情報の整理コストが仇となりスムーズな情報共有が行われていません。このことは、我々が「既に組織内外の誰かが取り組んだ問題」への再挑戦、すなわち車輪の再発明を招いてしまうリスクにさられていることを意味します。
一方で、学術研究分野においては、車輪の再発明を防ぐために先行研究の調査を行うことが当然であり、情報組織化はその「知の巨人」の存在を技術的に支えています。さらに、近年高まる情報資源の拡大=研究データ管理の議論を受け、研究成果公開のためのメタデータ規格「JPCOAR Schema」が、2017年にオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR) によって策定されました。

これらの背景から、報告者らは大学における研究強化事業の記録をひとつの情報資源として捉え、JPCOAR Schemaを基底とするメタデータによる体系化を検討しています。本発表では「事業実施記録を組織化するためのメタデータ(案)」、および既存のメタデータ群との連携について考えられるビジョンを提示します。

 

 

 

 

 

 

 

会期中の在席時間

  • 12(火)PM / 12:00~13:00
  • 12(火)PM / 14:30~15:30
  • 13(水)AM / 00:00~00:00
  • 13(水)PM / 00:00~00:00
  • 14(木)PM / 12:00~13:00
PDF icon L63.pdf

図書館総合展 2019

掲示番号

63

出展団体

北海道大学附属図書館 研究開発室

webサイト

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facebook

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共同出展

国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター