生物音響資料の視聴も、収集展示研究活動の30年やカタログのダウンロードも、千葉県立中央博物館のウェブサイトからできます。

 

 野生生物の音や音環境の録音は、テープやCD以外にも、音声ファイル(WAVE形式)で多数保存しています。なかには、音声識別支援装置「ききみみずきん(開発機)」などにより集められた地域の生物や音環境の音もあります。

 

 生物音響資料を活用して、自然の音と音環境をめぐり4つのプログラムがあります。これらは博物館が収蔵する音声資料と自然の音を聞く活動を基に作られました。ぜひ、みなさまのお役に立ててください。

1)「音の標本箱」身近にいる鳥・虫・カエルの声 聞き比べクイズもあります。

2)「ききみみコレクション」個別音や音環境の聞き比べや録音家コレクションも試聴できます。博物館の収集や研究で収集や研究で使用した録音機器も掲載しています。

3)「地域の音が出る地図」地図上で音が聞けます。生き物や録音場所の写真も見れます。

4)「耳をたよりにプロジェクト」 耳を鍛えるためのプログラムの記録です。自然観察会の参考にどうぞ。

 

 2013年発行のカタログには、227 点のオリジナル録音と367点の出版物を掲載しています。自然の音の分類方法、録音方法、保存・維持管理、寄贈や関連事業についてまとめています。ウェブサイトからダウンロード可能です。

大庭照代 2013. 千葉県立中央博物館「自然の音および音環境録音コレクション」DISCOGRAPHY:収集および刊行資料.千葉県立中央博物館自然誌研究報告 12(2) : 61-90.

 

生物音響資料をめぐる博物館活動30年

開館30周年記念誌(2019年発行)に生物音響資料のはじまり、収蔵されている生物音響資料、生物音響資料の活用、生物音響資料の未来についての小文を寄稿しました。 

 

以上のプログラムやカタログ、記念誌などはすべて、千葉県立中央博物館のウェブサイトからダウンロードできます。

2019年11月11日の段階でメンテナンス作業中のものがありますが、いずれ完了すると思われます。

ウェブサイトはこちら → http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

 

謝辞:本コレクションの構築と維持管理、ならびに館内外のさまざまな活動への活用にこれまで貢献してくださった多くの皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。日本学術振興会科学研究費「自然と環境を聞く力を養うための博物館音響資料の収集・保存・持続的活用の研究」(課題番号23240117)

 

会期中の在席時間

  • 12(火)AM / 09:00~10:00
    12(火)PM / 14:00~15:00
    13(水)AM / 10:00~11:00
    13(水)PM / 12:00~13:00
    14(木)AM / 11:00~12:00
    14(木)PM / 15:00~16:00
PDF icon L97.pdf

図書館総合展 2019

掲示番号

96

出展団体

大庭照代

(生物音響資料編纂プロジェクト)